「うんていやぐら組立キット」はじめましたCheck

【ディアウォール壁面収納】DIYハンガーラックで空間を有効活用し、掃除のしやすさも手に入れる【賃貸OK】

わが家はマンション住まい。クローゼット収納は全然足りず自立型のハンガーラック2つ使って余所行きのコート類やカバン類をかけていました。

設置型ハンガーラック
わが家の自立型ハンガーラック×2つ

こんな写真アップすな

が、これには問題がいくつかありまして。

  • 脚があるせいで掃除がしにくい
  • まだ収納が足りていないせいでみすぼらしい見た目

これを見るたび憂鬱になるわ

そこで、この自立型ハンガーラックの代替として壁面利用型のDIYハンガーラックを新設しました。

DIYハンガーラック・ディアウォール
足元の大量おむつには目をつぶってください

これにより、今まで使っていなかった天井付近の空間を有効利用できるため収納効率が向上し、さらに足がめちゃ小さくてほぼ浮いてる状態なので、掃除がとてもラクになりました。

(大量おむつは今だけ今だけ)

こんな素敵DIYハンガーラックをどうやって作るのか、費用必要な作業時間はどのくらいか、などについて丁寧にお示しします。

特にブラケットの長さ選定はポイントです

2×4材の切り出し長さもね

タップで飛べる目次

わが家のハンガーラックはこんな感じ

まずは完成状態をご覧ください。

DIYハンガーラック・ディアウォール
壁に思いっきり寄せて、幅・高さめいいっぱいに設置
DIYハンガーラック・ディアウォール
足の接地面積は極小のためほぼ浮いてる状態
ラクに掃除機をかけられる
DIYハンガーラック・ディアウォール
ハンガーパイプも幅めいいっぱいの長さをチョイス
DIYハンガーラック・ディアウォール
入り口側も幅めいいっぱい使う
DIYハンガーラック・ディアウォール
服掛けるとこんな感じ
まだ30~40%という使用率
まだまだいける

ハンガーラック構成の検討

設置場所は決めていたので、ここにめいいっぱいの大きさのハンガーラックを設計します。

ハンガーラックの設計
引き戸収納部は収納でつぶすのが効率的

ハンガーラックのザクッとした構成は、

  • ハンガーを掛けるハンガーパイプ
  • パイプを掛けるブラケット
  • ブラケットを掛けるチャンネルサポート
  • チャンネルサポートを固定する支柱

となり、これらを設置場所にめいいっぱいの大きさとなるように設計・選定していきます。

ハンガーラックの構成
DIYハンガーラックの構成

私の設計・製品選定をまとめると以下の通り。

スクロールできます
構成品数量価格調達先備考
ハンガーパイプ2本1,850円楽天市場25φ/1,520mm/ホワイト
パイプエンド4個1,600円楽天市場25φ用/ホワイト
ブラケット4個3,040円楽天市場25φ用/250mm
チャンネルサポート2個1,320円楽天市場1,500mm
支柱材(2×4材)2本1,280円ホームセンターSPF/2,400mm
ディアウォール2セット2,150円Amazonホワイト

コストは送料(1,600円)込みで合計約13,000円

こだわりのホワイト

以下にそれぞれの詳細を載せておきます。

ハンガーパイプ/パイプエンド

設置場所の幅が1,520mmで、めいいっぱいのパイプ長さにしたいためちょうどいい長さのパイプがないか探したところ、ありました。

長さ1,520mm。ドン・ピシャ夫です。

ピシャ夫?どなた?

もしちょうどいい長さがなかったとしても、任意の長さで切断加工してくれる業者もありますのでご安心ください。

ギリギリめいいっぱい攻めよう!

ハンガーパイプはそのままだと横にすり抜けてしまい危険ですので、脱落防止のためにパイプエンドが必要です。

エンドの分パイプ長さは若干増えますが、薄いので無視できる程度です

ブラケット

ここではブラケットの長さを選ぶ必要があります。

ハンガーブラケットの長さ
ハンガーパイプの出っ張り具合を決めます

ブラケットの長さはすなわちハンガーパイプの出っ張り具合ですから、ここは以下を考慮して絶妙な長さに設定したいところ。

  • 出っ張りすぎるとジャマなので極力短く
  • 掛けた服が壁や引き戸に擦れない程度に長く

今回の設計では、支柱となる2×4材の奥行分(約50mm)もあるのでこれを考慮すると、ブラケット長さは250mmがちょうど良さそうでした。

結果も良好。

一番大きなダウンジャケットを掛けても、壁(引き戸)とのふれあい感はちょうどいい感じ。

DIYハンガーラック・ディオウォール
触れてるけど、引き戸動かしたときに「シャーッ」と擦れた感じにはならない

絶妙

チャンネルサポート

ブラケットを引っ掛ける金具であるチャンネルサポートも、長さが選べます。

選定ポイントは以下の通り。

  • ハンガーパイプが来てほしい位置の調整代を包含する長さ
  • わが家のように2本設置の場合は、2本の間隔を包含する長さにすると数を減らせてGOOD
  • ただし、長くなると送料も増すので要注意
    • 私の場合、1500mmで送料1600円でした

送料の件は、わが家の場合はハンガーパイプが1520mmだったのでどのみち送料は高くかかる状況だったため考慮不要でした。むしろそれを逆手に取り、チャンネルも同じ1500mmにして今後の調整代を最大化することに。

ハンガーパイプ2本の間隔は、掛ける服の長さに応じて検討しましょう。

ちなみに、このサポートチャンネルを付けちゃえば棚を作ることも容易になります。

支柱(2×4材/ディアウォール)

支柱はお得意のディアウォールでいきます。

と言いながら、実はディアウォールは初めての導入で、今まではラブリコでした。

上記記事にある通り、支柱に有利なのはラブリコという考えを持つ私ですが、今回の使い方では柱に動的負荷がかからないことからディアウォールでも十分と判断し、採用しました。

ディアウォールも使ってみたかっただけ

見た目はディアウォールの方が好み

ディアウォールの場合、2×4材の長さは「設置場所の高さからマイナス45mm」がメーカー推奨値です。

これに素直に則り、わが家の場合は「2,445mm-45mm=2,400mm」が2×4材の必要長さとなりました。

これで設置してみたのですが…ゆるい

付属のスペーサ(厚さ2mm)を2枚(MAX)入れても、なんかゆるい。柱をガシガシ揺らしたら動くほど。

まあけど今回はもう2×4材切っちゃったし、ガシガシ揺らす使い方はしないので良しとしてそのまま使うことにしました。

この記事を読んで導入検討される方はぜひ、-45mmではなくー41mm(計4mmのスペーサなしで私と同じになる)で検討ください。

ディアウォール使用時の2×4材の長さは、メーカー推奨の-45mmではなく「ー41mm」が良さげ

ハンガーラックの組み立て

材料が揃ったら組み立てに入ります。

DIYハンガーラックの構成品
支柱立っちゃってますが

全行程で30分程度の作業でした。

電動工具のたまものね

支柱の設置

まずは柱をおっ立ててみましょうか。2×4材は今回は塗装なしで使いますが、そのまま使うとトゲが刺さったりしてケガする可能性があるので、紙やすりでヤスるのが良いです。

240〜400番くらいで十分
百均で買えます

ニスなどで塗装する場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

下ごしらえが済んだら、柱の両端にディアウォールを取り付け、滑り込ませるように設置します。

ディオウォールで支柱を立てる
初ディアウォールにプチ興奮

ディアウォール、めちゃくちゃ簡単

チャンネルサポートの取り付け

この状態で、チャンネルサポートを取り付けていきます。チャンネルサポートはφ3.3mmのコースレッド(スリムビス)で取り付けられるようになっています。

今回はこのチャンネルサポートを厚さ39mmの2×4材に取り付けますので、ビス長さは40mmとしました。

DIYハンガーラック・ディオウォール
挿入イメージはこんな感じ

50mmでもギリギリ大丈夫でしょうね

チャネルサポートの取り付け位置は極力高いところ。ディアウォールに当たらないギリギリのところにすることで、空間を最大限使います

DIYハンガーラック・ディアウォール
攻めてます!

位置を決めたら、コースレッドを電動ドリルで打ち込んでいきましょう。

参考までに、私の愛用電動工具はこれ↓

もちろん、ドライバー使って手動でグリグリやってもOKです

このチャンネルサポート取り付け作業は、柱を立てたままだとやりにくいので、面倒でも一度柱を外して取り付けた方が良いです。

一番上とか届かないレベル

ディアウォールは設置がめちゃくちゃ簡単なので、気軽に外しちゃいましょう。

チャンネルサポート位置決めの際の注意点

ここまで読んだあなたはきっと、

「先にチャンネルサポート取り付けてから柱立てれば1回で済むじゃん」

と思ったことでしょう。

ええ、その通りでございます

その通りなんですが、私のようにギリギリ上まで攻めたい場合は要注意です。と言うのは、ディアウォールの場合上側にバネが仕込まれているからでして。

柱化する前にチャンネルサポートをディアウォールギリギリに攻めてしまうと、柱化した時にディアウォールが縮んで攻めてきて返り討ちにあいます

少し手間は増えますが、支柱を仮設置した上でチャンネルサポートの位置決めをすることをオススメします。

ブラケット/ハンガーパイプ/パイプエンドの取り付け

メーカーの標準工程に則って取り付ければ完成。超簡単です。

このロイヤル製の金具、地震時に落下しないようにロックが付いてたり、パイプとブラケットの金属接触でカチャカチャ言わないように振れ止めが付いていたり。

値段で選んだんですが、高性能・高品質文句なしです。

こういう製品に出会うと、日本メーカー最高って思います

ハンガーラックの耐荷重

耐荷重はメーカーHPに載っていて、わが家の組み合わせ(A-79S-250/ASF-1)で33kgです。

服やカバンしか掛けないし十分ね

しかもこの耐荷重値、正確には安全荷重と表現されていて、その名の通り安全に使用できる荷重値とのこと。具体的には、設計評定となるチャンネルサポートが壊れる荷重の20%値で設定しているようです。

要は、安全荷重の5倍までは実際には壊れませんということ。

ルナ

うちの場合は33kg×5=165kg。安心感があるね

とはいえ、実際の使用時にはバーに体が寄りかかってしまったりすることも想定して、安全荷重の範囲で使うようにしましょう。

使ってみて気づいたこと

使用を始めてみて気づいたことをいくつか示しておきます。

パイプエンドの出っ張りは便利

実はわが家では、パイプ端がなるべく出っ張らないようにチャンネルサポートを2×4材の極力ふち・・に取り付けました。

DIYハンガーラック・ディアウォール
右端にチャンネルサポートを取り付けるとパイプの端が出っ張らない

こうすることでシュッとさせる狙いがあったんですが、使ってみると逆にこの出っ張りが便利なんですよね。

DIYハンガーラック・ディオウォール
カバンで渋滞

なので、今後支柱をもう少し左にズラすか左右入れ替えるかして、パイプエンドを意図的に出っ張らせる作戦に切り替えるかもしれません。

これから作られる皆さんは、事前にパイプエンドの出っ張り要否を検討の上、チャンネルサポートの取り付け位置を決めて頂ければと思います。

高いところのハンガーパイプはなかなか辛い

前述の通り、わが家では高さを最大限使うために上のハンガーパイプを極限まで上に設置しました。

DIYハンガーラック・ディオウォール
上に超攻めたおかげで下には広々スペースが空きました

こんなスーパーハイなところにハンガー掛けられるのは家族で私(父)ひとり。占有スペースとして使っていましたが、178cmの身長でも背伸びしないと届かないこの位置は、ほんのちょっと高すぎたかも。

「いい運動になってる」と捉える

1日に何度も使うわけではないので許容してそのまま使用していますが、辛くなってきたらブラケットを1〜2段下げようと思います。

ブラケットの位置を固定(ネジ止め)ではなく好きに変えられる仕様にしておいて良かったです。

DIYハンガーラック導入記まとめ

今回導入した壁面就農型のハンガーラックは、

  • 約13,000円のコスト
  • 作業時間約30分(+買い物時間)

で手に入るものとしては、非常に満足度が高い代物でした。部屋はすっきりするし、掃除もしやすくなったし。そして服もずいぶん取りやすくなりました。

前がヒド過ぎたんだけどね

とにかく快適生活への貢献度・費用対効果は非常に高いので、心からオススメします。みなさんがハンガーラックを導入する際に、本記事が少しでも参考になれば幸いです。

他にも快適生活に資する記事がありますので、よければ見ていってください。

Amazonで買い物される場合は、事前にこちらもチェック!

DIYハンガーラック・ディオウォール

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

タップで飛べる目次