スピーカー壁掛けしたりモニターアーム付けたりすると、ケーブルを壁に這わせる必要がありますが、むき出しだとかっこ悪いですよね。
スッキリさせるために壁にかけたんだよね?
そんなケーブルは、ケーブルモールで隠してしまいましょう。こんな感じで。
やるじゃんお父さん!
しかしこのケーブルモールの設置をDIYで行おうとすると、一筋縄ではいきません。
- 壁紙となるべく色を合わせたいんだけどどうすれば良い?
- 必要長さにどうやってカットするの?
- 壁にはどうやってくっつけるの?
本記事ではそんな疑問に答えます。
ケーブルモールとは?
配線モールやプラモール、単にモールとも呼ばれ、ケーブルを収納・保護したり隠したりするために用いるものです。
このモール、大体1mや2m単位で売っているので、通販だと送料が高くつきます。ですので、できればホームセンターで買うことをオススメします。
各社いろいろなモールを出していて、ホームセンターごとに置いているものが違ったりしますが、本記事では私の良く行くホームセンターに売っている未来工業製のものをベースにお話しします。
壁紙との色合わせの方法
まずは色合わせの方法。ケーブルモールにはいろんな色が用意されているので、目立たないようにしたいのであれば壁紙に最も溶け込むものを選びたいところです。
これ以外にも、予め壁紙が貼ってあるタイプもあります。
ちょっと高いけど
いずれにしても、自分の家の壁紙に溶け込むか、事前チェックが必要です。
どうするか。方法は二つです。
- 壁紙を店に持っていく
- モールを試し買いして家で試す
照明に結構左右されるので2が確実ですが、何しろ費用がかかってしまいますし、なにより種類多すぎていっぱい試すのは懐事情的に痛い。
ムダ使いは許しまへんで
なので、1で候補を絞るのが良いです。ただ、思いますよね。「どうやって壁紙持っていくん?」って。
もちろん家の壁紙を剥いで持っていくんです。ただもちろん、目立つところを取っちゃうと壁も心も傷つきます。なので押入れの中とか冷蔵庫の裏とかの目立たないところから拝借しましょう。
冷蔵庫裏は大変過ぎない?
カッターでちょちょいっとすれば剥がせますので、10×20mmくらいの断片を持ってホームセンターにGOしましょう。そこで少なくとも2つに候補を絞って、1m長さのモールを買って家で仮付けして雰囲気を見て最終決定するのがオススメです。
1m長さのモールは200円くらいなので、この後モールだらけにする私のような場合は必要な投資と割り切って払いましょう。少しでもケチるならコーナージョイント(100円くらい)とかでもいいかもしれません。ただ、ある程度の面積がないと光の当たり具合が実際のモールと変わるので、検証レベルは低くなってしまいます。
ついでにケーブルも試し入れして号数チェック
入れたいケーブルがちゃんと入るか調べるためには、ケーブルを店に持って行って試すのが良いですが、モノによっては店に持っていけないケーブルもあるかと思います。
ここでも、モールを試し買いしておけば思惑通り入るかどうか試せます。私の場合はスピーカーケーブルだったので、5chくらいの切れ端を持って行って試しました。
ちなみにAmazonケーブル16号(細い方)だと、0号モールに1本、1号モールに2本入ります。
ケーブルモールのカット方法
モールは1m・2mとキリの良いサイズで売っていますので、必要サイズにカットする必要があります。中には「簡単に切れる」ってゆう売り文句で売っているモールもありますが、ちょっと高いんですよね。少なくとも未来工業製のモールであれば、カッターで簡単に切れます。
実証済みです
ただし、結構分厚い(丈夫)なモールなので強引にカットするのは難しく、コツがいります。
まずモールをパカっと開き、上下に分けます。そしてカットしたいところに切り目を入れます。1~2mmでしょうか。これくらいなら簡単に入ります。
そしたらあとはムギギギッてやります。
ここまでムギギやったら、あとはカッターで切るだけです。これを上下両方やります。
この方法なら簡単。切れ端は、大体コーナージョイントなどで隠れるので、汚くても問題なしです。
壁への取り付け方
さていよいよモールを壁に取り付けます。取り付ける方法は大きく2つ。
- 両面テープで接着する
- 釘等で固定する
初めから両面テープが付いているモールもあったりするので、1は比較的簡単で魅力的なのですが、もし剥がしたくなった時に壁紙を持っていかれる可能性大なので、私は採用できませんでした。
そこで、釘で固定することにしました。細い釘であれば、痕も残りにくくてGOODと考えたためです。私が使った釘はφ1mm×14mmのもの。なるべく細くて頭が大きいのがベターです。
これを間仕切り壁の石膏ボード層に刺していきます。
上記記事にもある通り、石膏ボード層はグズグズです。ねじ部もない釘を刺したところで、するっと抜けてきます。
そのため、この方法は固定力があまりありません。引っ張れば取れるといった程度です。
対策として、いっぱい釘を打ちます。20~30cmおきくらいのペースで。
それでも採用するのは「人が触らないところ」にしていただいた方が良いかと思います。
人が触るところは固定力が必要なので、両面テープかビスで留めてください。
ではいきましょう。まずモールに下穴を空けます。 キリを使って、ハンマーでコチンとすればOKです。釘の径は1mmなので、小さい穴で十分。
強く叩きすぎると割れちゃうので気を付けてください。これを20~30mm間隔くらいでやったら、壁に釘で打ち付けていきます。
釘を挿入するときは、始めだけちょっと固いのでハンマーでコチンとやりましょう。そのあとは石膏ボードに刺さるだけなので、ヘキサレンチなどの細くて頭が平たいものでググッと押していけばすんなり入ります。
これで出来上がりです。
ストレートジョイントはない方がむしろ良い
2m以上のモールが必要なところは、繋ぐしかないんですが、一応純正のストレートジョイントというのがあります。これはつなぎ目にカバーをかぶせるだけで、私も一応買いましたが、結果的に要りませんでした。見てみてください。
わかりますか?正解は・・・
ここでーす。全然わからないですよね。
むしろストレートジョイントを付けると出っ張って影ができて目立つので、付けない方が目立たなくて良しです。ただ、つなぎ目に新品の端部が来るようには配慮してくださいね。
ケーブルモール取り付けまとめ
私が悪戦苦闘しながら行ったケーブルモールのDIY取り付けについて丁寧に説明しました。
私がやったのはスピーカーケーブルのモール隠しでして、トータル10mちょっとのモールを付けたこともあり、モールの選定・調達、試行錯誤や施工で丸3日間くらいかかっちゃいました。
みなさんには本記事を参考に、もう少し早く作業をしていただければ本望です。
よければ、このケーブルモールを駆使したDIY導入記を見て行って下さい。
他にもいろいろ作ってます。
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