ただの壁を磁石がくっつくスペースに改造!有孔ボードよりスッキリかつ着脱容易で道具収納にオススメ。しかも安い

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わが家は狭いマンション住まいということもあって、収納家具を置くスペースは限定的。また、子供と向き合う時間を極力確保するため、家事を減らすということも意識しており、家具や遊具はできるだけ浮かせることで掃除の手間を減らす作戦をとっています。

そんなわが家では2人の兄妹が育っていますが、二人とも工作がとっても好きで毎日いろいろと作っています。

工作好きの息子
DIY好きな父の遺伝か、はたまた父のモノづくり姿を見てか

熱中して工作する彼らに良い環境を与えてあげたいと思い、狭いながらもリビング内にアトリエスペースを作ったのですが、道具・資材がバラバラするのが親的にストレス。そして子供たちもあれがないこれがないと道具を探すのに時間を取られていて非効率。

そんな状況を打破するため、壁掛け道具収納を検討。色々と考えた結果、採用したのは自作マグネットゾーン

アトリエ道具をマグネット収納で壁に配置
ただの壁を磁石がくっつくスペースに改造
マグネットポケット
道具入れはマグネット式

ただの壁だと磁石がくっつきませんが、強磁性体をもつ板を壁に配置してあげれば、そこはもう磁石くっ付け放題ゾーンとなります。

本記事では、ただの壁に磁石がくっつくスペースを作る具体的な方法についてご紹介します。

簡単かつ低コスト、なのに完成度も高い自信作です

タップで飛べる目次

マグネットゾーン完成品

まずは完成したマグネットゾーンをご覧ください。

マグネットゾーン
リビングの壁の一部にトタン板を配置してマグネットゾーン化
トタン板の留め具
固定には石膏ボード用ピンを12個使用
強力ネオジウム磁石でも着脱時にトタン板が浮かない

なぜ有孔ボードにしなかったのか

壁掛け式の道具入れを作ろうとしたとき、真っ先に思い浮かんだのが有孔ボード。「工作道具 壁掛け」で調べてみても、有孔ボード(通称”ペグボード”)タイプが目につきます。

「工作道具 壁掛け」のGoogle画像検索結果
出るわ出るわの有孔ボード

私もこれを見て、「便利そう!これにしよう!」と意気込み、設計も完了。その結果を妻に説明したら…

妻「えーいやや。なんか穴だらけで気持ち悪い

…(ザ・ワールド発動)

なんと。

生理的に無理

だそうで…

ふりだしに戻る

まあ確かに言われてみれば、有孔ボードはその名の通り「あなだらけ板」であり、そういう目で見てみるとどこかイヤな感じがする。というか存在感がある

わが家では家具・遊具には不要な存在感を消してもらう方針ですので、有孔ボードはわが家にはそぐわないということになりました。さすがわが妻、ブレません。

誰がガンコだって?

ダメ押しと言わんばかりに「ホコリ溜まりそう」という妻のつぶやきはもはや私の耳には届きません。

しかしアイデアマンな妻氏は、凹んでいる私に向かって無茶な注文を素晴らしい提案をしてくれました。

「全部磁石でくっ付けられるようにできひん?」

いやいや簡単に言うなよと一瞬思ったのは内緒ですが、二瞬目には私も「てかそれめちゃいいやん!」となり、ちゃちゃっと設計を始めて今回のマグネットゾーン案に至った、というのが経緯です。

構成とコスト

いつにも増して前置きが長くなりましたが、マグネットゾーンの構成とコストを示します。合計で約2千円!安い!

資材名仕様数量小計調達先
カラートタン板平板/ホワイト
寸法:910×605mm
1枚約1,000円ホームセンター
石膏ボード用ピンMC-014W6式
(12個)
約900円ホームセンター
ワッシャーM3(3.3X8X0.5)20枚
(必要数は12枚)
約100円ホームセンター

これに加え、薄板の穴あけ用にドリルビットを購入しています(詳細後述)が、これを買う場合でも700円くらい。

これだけ!簡単!

雲梯・・と比べたら雲泥・・の差…

ルナ
ルナ

おやじギャグ始まってるよお父さん

大きいトタン板が必要であればホームセンターで買うのが一番安いと思いますが、少し小さいのであればネットでも売っています。

ピンはネットでも売ってます。これほんと超便利なので私はいろんなところに使ってます。

マグネットゾーンの作り方

さていよいよ具体的な作り方に入っていきます。

設置場所の検討

いつもの通り場所の検討から。今回は用途が「アトリエ用道具入れ」なので、リビングは確定。また、アトリエゾーンは決まっていますので、あとはどの壁を使うかだけが残された選択肢になります。

どの壁をマグネットゾーンにするか
選択肢が少ないのでとてもラク

①は戸境壁。コンクリート製です。

これまで約2年のDIY経験をもってしても、コンクリート壁さんとは仲良くなれていません。彼には太刀打ちできず、できることはラブリコ・ディアウォールを使って新しく壁を作ることのみ。

今回はスッキリとマグネットゾーンを整備したいので、ラブリコ作戦は却下。ということで①は不採用です。

一方の②は逆サイドがバルコニーになっており、仕様としては間仕切り壁と同様の石膏ボードです。これならいける!私の力でも倒せる!

ということで②に決定。

磁石がくっつく板の選定

「磁石がくっつく板」で真っ先に思い浮かんだのはホワイトボード。市販のやつをくっ付けるだけでいいんちゃう?作戦です。調べてみるとありますあります。

ただ、ゴツイ。存在感消したがり男な私には許容できません。

さらに調べると、シート型でマグネット対応のホワイトボードもありますあります。

ただこれも難点・懸念が。

  • サイズの割に高い(45×100cmで約3000円)
  • 磁石のくっつき具合に不安あり(ネットなので試せない)
  • 低剛性(ふにゃふにゃ)っぽいので、マグネット着脱時に浮きが出てウザそう

ちなみにこの手のシート型ホワイトボードは吸着式になっていて、滑らかな表面を持つ設置場所に対しては壁を傷つけずに設置可能で、繰り返し利用できるという利点のある製品。

出典:Amazon

が、残念ながらわが家の設置場所は壁紙が貼られた壁。この設置方法は適用できません。

ということもあり、市販品でサボる作戦は断念。DIYでいきます

必要条件①:磁石がくっつく

ぱっと思いつくのは「鉄」。「ステンレス」は付かない。この程度の知識!

ちゃんと調べると、強磁性体材料であれば、磁石が近づいたときに磁石化してくれるのでくっつく、とのこと。

懐かしい感じ…

細かいことは良しとして、とにかく素材さえちゃんと選べば磁石をくっ付けられる板は作れる。

必要条件②:ペラペラはダメ

道具を磁石でくっ付けて、使うたびに着脱する想定なので、そのたびにべローンってなるのはダメ、絶対。なので剛性がある程度必要です。

ペラペラシートではなく、強磁性体の金属板で探します。

必要条件③:色は白

存在感消したがり男&消したがり子で夫婦やってますので、色は極力壁紙と同色の白一択。まあこれは今や塗装技術を素人に剛毛が生えたレベル(雰囲気)までには高めし私には、怖いモノなんてありませんので、制約条件にはなりません。

必要条件④:とにかく安い

マグネット式道具箱構想は、アイデアとしてはとても良いと思っているんですが、ググってもその実績があまり見つからなかったので、うまくいかない可能性がそれなりにあります。

そのため、失敗リスクを低減するため、コストは極力落としたいところ。

見つけたのは「トタン板」

そんな条件を頭に思い描きながら、ググってみると、どうやらトタンが条件に合っているらしい。トタンってなんやっけ?な私。調べました。

トタンは、亜鉛めっき鋼板のうち、亜鉛鉄板、亜鉛鍍鉄板(あえんとてっぱん)などと呼ばれることもある。亜鉛めっき鋼板は安価で耐食主に建築資材として使われているものの俗称。

亜鉛めっき鋼板は安価で耐食性に優れており、建材や家電製品などに利用されている。

出典:wikipedia

要は、亜鉛がめっきされた鉄板。そしてその鉄は強磁性体。めっきに使われる亜鉛自体は反磁性体らしいのですが、その厚みは無視できるほどに小さいので無問題。現に強力磁石として有名なネオジム磁石にもこの亜鉛メッキが施されているらしいです。

そして安価とのこと。超魅力的

てことで、くり出しましたホームセンター。自分の目で見るまでは信用できない私は磁石片手にトタンを探します。そして見つけましたカラートタン!初めから白いやん!最高やん!

カラートタン

そしてちゃんと磁石付くやん!素敵やん!

しかも1000円しない!安いやん!買います。

ということで、失敗しても痛くない素敵トタンを調達できました。

実寸は915×606mm。質量も測ったら1.5kg。これを壁に取り付けていきます。

トタン板の取り付け方

取り付け先は石膏ボード壁。重いものを取り付けるときは登りロープつり輪うんていのときのように壁内の間柱を狙って軽天ビスで留めるんですが、今回はそこまで重くないので違う作戦で行きます。

登場してもらうのは、もはや私の相棒と言っても過言ではないほどに信頼を寄せる、石膏ボード用ピン(J Hook)。

1つ当たりの耐荷重が2.7kgとなっているので、今回12個使おうとしている私の場合は単純計算で約30kgまで耐えられる仕様となり、十二分です。

これを使うとメリットがたくさんあります。

  • 間柱を狙う必要がないので設置場所の自由度が高い
  • 痕が残りにくい(賃貸でも導入可)
  • 比較的気軽に配置変えできる

逆にデメリットというか懸念もありました。

  • マグネット着脱時に発生する引き抜き方向の荷重で、ピンが抜けてしまわないか
  • 点留めになるので、留まっていない部分がパタパタ浮いてしまわないか

このようなリスクを低減するため、できるだけ小刻みに留める仕様として、引き抜き荷重を分配するとともにバタつき領域を極力狭くする作戦をとりました。

ピンを小刻みに配置
ピンを小刻みに配置

ピン留めの仕様

相棒をもう一度ご紹介します。(好きすぎ)

彼の良いところとして、その寸法を詳らかに明示してくれているところがあります。裏面をご覧ください。

DIYやる身としてはとってもありがたい!

いやぁありがたい。このピンには突起があるのですが、その寸法がΦ3.2mm×1.0mmであることが測らずしも分かります。

このことから、まずはトタン板にあけるべき穴のサイズはΦ3.2mmよりちょい大きめ、ということが決定されます。私はΦ3.4mmにしました。

出っ張り量1mmに注意

直径はなんとでもなるとして、出っ張り量1mmの方に注意が必要。トタン板の厚さは0.2~0.3mm。そのため、このまま使うとピンと壁の間の隙間が大きすぎて、トタン板が浮いてしまいます。

そこで私が考えたのはワッシャで隙間埋める作戦。これまたジャストフィットなワッシャがあるんです。と言っても特別なワッシャではなく、M3の旧JIS規格品。なのでそこら中に売ってるし安い。

スペーサに使うM3ワッシャ
たしか20円とかそんなもん

重要なのは内径で、ピンの外形Φ3.2mm以上である必要があります。大きすぎてもガバガバになってかっこ悪いので、M3がちょうど良いです。

厚さは0.5mmなので、トタン厚さ0.2~0.3mmと足してもまだ1mmに届きません。ここは要すれば2枚重ねで行けばOK。私の場合は0.2mmくらいなら柔らかい壁に押し込まれてしまえという考えで、各点1枚としています。

ピン+M3ワッシャの相性良し
ピンとM3ワッシャの相性良し

トタン板への穴あけ加工

トタン板にはピンが入る穴としてΦ3.4mmをあけていきます。使うのはこちら。

普通のドリルビットでもいけるのかもしれませんが、ここまで薄い板の穴あけは初めてでしたし、そもそも金属を加工するのも初めて。なので色々と調べたところ、このすぱっとドリルがイケてるということで、購入。おそるおそるやってみます。相手はドリルビットと同じくらいの値段しかしないトタン板。

ドリルビットと電動ドリルを用意
ドリルビットと電動ドリルを用意

電動ドリルはなんでも良いです。私のはこれ。これ一つで大体のことできるので、DIY色々やる男/やる子にオススメ。

はじめにキリでポンチ
はじめに穴あけ位置にキリでポンチ
裏に木を当ててドリル
裏木を当ててドリル。あっと言う間にこんな感じでくり抜ける

予想以上に素晴らしい。こんな感じでくり抜けるとは。加工面もキレイ。薄板なので凹んだりするのがイヤでしたが、それも全くない。素晴らしい。

小刻みに留める
こんな感じで穴あけ完了

壁への取り付け

あとは、取り付けたいところに取り付けるだけ。ピンの取り付け方法は裏面に詳しく載っています。

釘を押すときに滑らないように気を付けてください。

私はここで2度ほど流血しています

ピン取り付けの様子
こんな感じで取りつきます
横から見るとワッシャが分かりますね
トタン板の留め具
キャップ被せるとこんな感じ
M3ワッシャであれば全然目立ちません

これで完成です!

完成・テスト

ピンを小刻みに配置
達成感!

作業時間は2時間くらい。手際いい人なら1時間くらいでできそうです。

さて、懸念の「抜けないか」「パタパタしないか」を評価してみます。論より証拠。先にも示した動画でご確認いただけます。

パタパタ浮いてる感は感じられませんし、何度も子供たちが着脱して使用する中でもピンが抜けそうな感じもありません。大成功です。

手作りマグネットゾーンまとめ

こんな感じで手作りマグネットゾーンが無事完成しました。そのあと買った百均グッズやマグネットポケットを使って壁掛け道具箱完成していますが、こちらは別記事でご紹介します(Coming soon)。

アトリエ道具をマグネット収納で壁に配置
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マグネットゾーン

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