私のDIY歴において、スプレー塗装デビュー戦はダイソーのラッカースプレーでした。他のスプレー塗料を使ったことないからこそ、まずはいっちゃんお手軽で安いやつを試したかったんですよね。
それで満足できれば幸せになれる
本記事では、そんな安すぎるがゆえにどこか不安にさせるダイソーのラッカースプレーが使える代物だったのかどうかをレビューするとともに、ツヤツヤだった色味を抑えるため追加して試したつや消し加工についても共有します。
つや消し大好き
ダイソーのラッカースプレーとは
ダイソーの工作コーナーに置いてあるラッカースプレー。100円で買えます。
- 木・鉄・プラスチックと多用途
- 油性塗料
- 100ml
油性、すなわち有機溶剤が使われていますので、シューっとスプレーした時にシンナーっぽい強いニオイが出ることは覚悟しなければなりません。
「補修用」と銘打ってるのは、100mlと小容量がゆえの謙遜でしょうか。知らんけど。
エニウェイ、少し細かく見ていきましょう。
塗れるもの・塗れないもの
スプレー缶側面に書いてある情報を書き写すと下記の通りとなります。
- 鉄
- 木
- コンクリート
- スレート
- アルミ
- プラスチック(ABS、アクリル、硬質塩化ビニル)
- 上記以外のプラスチック(発泡スチロール含む)
- 自動車の補修
- 玩具
- 新しいコンクリート
- モルタル
- 革
- 合成皮革
- 樹脂コーティングされた物等
- 食品に直接触れるもの
鉄以外の金属について触れられていないのが気になりましたが、私は非鉄金属であるステンレスにこのラッカースプレーで塗装経験ありです(後述)。プライマ(下地)を塗ればちゃんと塗れます。
あと気になるのは「✖玩具」「✖食品に直接触れるもの」の記述。要は口に入れちゃダメってことですね。なんでも吸い込むカービー的な子供がいるご家庭は要注意です。
呼んだ?
乾燥時間
- 夏:40~50分
- 冬:1~2時間
1本で塗れる面積
2回塗りで0.2~0.35m2となってます。正方形で言うと45×45cm~60×60cmくらいですね。結構狭いです。
なるほど確かに補修用と言うだけあります
これは要注意ポイントですね。塗ってる途中でなくなると色むらの原因になりますから。
単価(単位量当たりの価格)
ダイソーのラッカースプレーは100mlで110円(税込み)。少量だともしや単価としては実は高いのかな?と思い、巷のラッカースプレーと比べてみました。有名なアサヒペンのアスペンラッカースプレー(420ml)と比べてみたところ、Amazonで約500円(税込み)だったのでダイソースプレーの方が単価としても若干安いようです。
とは言え同等とも言えるレベルな気もしますので、塗装面積が大きい場合はダイソースプレーではなくアサヒペンなど有名塗料メーカーのものも十分選択肢に入ってくると思います。
私も広範囲を塗る際には信頼と実績のアサヒペン製を買います
ダイソーのラッカースプレーを塗ってみた
御託並べはこれくらいにして、100円ですからとにかく塗って試してみます。私はうんてい製作時にバー塗装の候補材として試しました。色はアイボリー。
金属塗装になるので、工程に従って養生した上で脱脂をして下準備します。
そして今回の場合、バー材がステンレスなのでプライマも塗ります。
その上でダイソースプレーをシューっとひと塗りしてみます。するとこんな感じ。
プライマさえ塗ってしまえば、鉄しかダメと言っているダイソーのラッカースプレーでもステンレスにしっかり塗料が乗りました。
不安だったのは内緒
塗面にはムラやブツブツがありますが、これはデビュー戦で下手くそだからだと思われます。私見としては「めちゃキレイやんっ」です。ほんと適当にサッと塗っただけですが、ツヤツヤできれいな発色の色が乗りました。
ということで、きれいに塗るためには遠くからまんべんなく、1回に薄く、何度も重ね塗りするなどのスプレー塗装テクニックが必要とはなりますが、塗料自体にムラはなく均一な色をしているし、なにより発色が綺麗(少なくともアイボリーは)なので使えると評価して良いと思います。
そうそう、気になる香りはもれなくシンナー的なあの匂いという結果でした。体に悪そう感すごいので、マスクして挑みましょう。
つや消し化してみた
ツヤツヤできれいと言いましたが、実は私、つやのある色が好みではなく(汗)。この色を見たとたんにAmazonでつや消し塗料をポチリました。
これ、クリアタイプなので、下地の色に対して追加でつや消し化できる優れものです。
これを使ってテカテカダイソーアイボリーのつや消し化を試みます。先ほどDAISOラッカースプレーで塗装したバー端材に半分にマスキング用の養生テープを巻いて、つや消しクリヤを1回シューします。
乾燥させて養生テープを取ってみると…
見事つや消しされてます。その名に偽りなし。寝かせてまじまじと見てみましょう。
どうですか。ツヤ消えてます。
ということで、ダイソーラッカースプレーのツヤツヤがお気に召さない場合は、上からつや消しクリヤを塗ればOKです。
それなら最初からつや消しアイボリーを塗ればいいんじゃない…?
結局つや消しクリヤを買ってしまうんだったら、初めからつや消しアイボリー的なカラースプレーを買えばいいですよね?
そうだよ。お父さんバカじゃないの?
ただ、売ってないんですそういう都合のいいスプレー塗料が。もちろん見つかればそれが良いですが、ない場合でもあきらめず、このつや消しクリヤをお試しください。
こいつはなんでもつや消しにしてくれる頼もしいやつなので、カラーリングの選択肢を増やせるという点でもオススメです。
ダイソースプレー&つや消し実験まとめ
途中からつや消しクリヤをオススメする記事になってしまいましたが、本題はダイソーのラッカースプレーのレビューでした。スプレー塗料としては私の目的を十分に達成してくれて使える!という評価結果。ただ、ツヤツヤの質感が好みではなかったため、追加でつや消しクリヤを買ってつや消し化することに。
結論として、つや消し好きな私は今後ダイソーラッカースプレーを使うときはつや消しクリヤとセットで使用することになるでしょう。
主張が強過ぎよ、落ち着いて
ということで最後までつや消しクリヤ推しの記事でした。少しでも参考になっていれば幸いです。
遊具・家具のDIY
これまでに製作したDIY作品を大失敗品から超大作まで全て列挙してまとめたので、ダイソースプレー片手にどうぞ見ていってください。
わが家では動育という子育て方針を採用し、とにかく運動させまくることで子供の体・脳・心を健やかに育てたいと考えています。そのため、DIYを駆使して家の中を順次アスレチック化していっています。
また、わが家はマンション住まいで狭い中、遊び空間を極力確保するために浮かせる家具などをデザインし、DIYで製作しています。
これからも順次DIY経験をアップしていきますので、引き続き本ブログをご愛願頂けますと幸いです。
また、私が使っているDIY道具や、わが家に導入した遊具等は楽天ROOMにまとめていきますので、こちらもフォロー頂けますと嬉しいです。
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Amazonでお得にお買い物するためのわが家の戦術も記事にしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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