靴も含めたトータルコーディネートのチェックのために、玄関に全身が映せる大きなミラーがあると便利ですよね。でも、業者に頼むと結構高い。
数万円は余裕でいっちゃいます
わが家もマンション購入時に検討しましたが、コスパ悪いと踏み却下しました。
とっても欲しかったけどね
しかし諦めがつかず、DIYで設置を試みたところ、何のことはない簡単に設置ができてしまいました。正直、もっと早くやれば良かったってくらい拍子抜けです。
本記事では、そんな玄関への姿見簡単導入記をお示しします。
設置場所・方法
目的は靴も含めたトータルコーディネートを全身鏡でチェックすることですので、靴を履いた状態で全身が映る必要があります。これを満たす場所として、わが家の場合は靴箱の開き戸の内側を設置場所としました。
ここであれば、必要な時だけ開いてミラーが出せます。こうすると汚れにくいんですよね。
玄関って靴履くときとか壁に手をついたりするんで、手が触れるところに鏡があるとすぐにみすぼらしくなっちゃう懸念があります。開き戸の内側であれば、汚れやすいミラー部が中に収納できるので、汚れにくいです。
超ポイント高い
またどうしてもだんだん汚れてくるミラーですが、お客さんが来た時に隠せるというのもGOOD。
あとはここにどうやって鏡を設置するか、ですが、これはもう素直に接着することにします。
原状回復が難しいので腹をくくる必要はあります
接着の詳細は後述します。
ミラーの選定
ミラーには結構種類がたくさんあって、悩ましいところです。色々調べたところ、選択肢は大体以下の3つに絞られました。
- ガラスミラー
- フィルムミラー
- アクリルミラー
特に参考になったミラーメーカーのHPを貼っておきます。
ポイント①:安全性
今回はDIYで接着設置するので、万が一の脱落等も考えて軽くて割れないものが理想です。これでガラスミラーの選択肢が消えます。
ミラー素材ごとの密度はそれぞれ
- ガラス:約2.5 [g/cm3]
- アクリル樹脂:約1.18 [g/cm3]
なので、アクリルミラーに比べガラスミラーの方が倍くらい重たくなります。
また、ガラスは割れるリスクがあることから比較的分厚いものを選定する必要もあり、重たくなってしまう原因となります。
結構安いのに一番綺麗なんだけどね
ポイント②:施工性
次に施工性を考えます。接着設置の容易さの観点ですね。
フィルムミラーは文字通りフィルムでできているので、接着設置を想定して作られており、施工の容易さたるやピカイチです。ただこのフィルムミラーには難点があって、貼り付け先の凸凹具合を見事に拾ってしまって歪みやすい。そりゃフィルムですもの、薄いのでしょうがありません。
今回、わが家が設置しようとしている先は玄関の開き戸内側。良く見ると表面はザラザラしているので、フィルムミラーだと大きく歪んでしまう懸念があります。
ということでフィルムミラーを却下とし、残ったアクリルミラーを選定することとしました。
わが家の選択=アクリルミラー
選んだのはこれ↓
3mm厚のアクリルミラー。色々調べた結果、大きさや厚さの条件を満たすものはヤフーショッピングのみにあるこの商品だけでした。
サイズは1100mm×1300mmとかなり大きいですが、子供の遊び部屋にも設置するため、大きめを買ってカットをお願いしました。
好きな大きさにカットした上で端材も含めて送ってくれるのがありがたいサービスです。
3mm厚アクリルミラーはこんなの
薄すぎるとふにゃふにゃでひずみやすいし、かといって分厚いのを選ぶと重くなったり値段が高くなったりします。私はそのバランスの中で3mmを選定したのですが、ふにゃふにゃ具合が心配でした。
結果、こんな感じです↓
しっかり元に戻るだけの弾力があり、十分頼もしいと感じました。これであれば、貼り付け先の素材表面の凹凸を拾ってしまって歪むということはなさそうです。
ちなみにこのミラー、サイズが幅300mm×長さ1300mm×厚さ3mmで、重さは約1.4kgになります。
ひょいっと持てるくらい軽い
シリコーン系接着材を使って貼り付け
では靴箱の裏側に貼っていきます。接着剤は少し悩みましたが、アクリルミラーの場合は接着面積が大きくとれてかつ軽いので、接着力は弱くても大丈夫そうです。
その点、両面テープでもいけると考えましたが、どうしても分厚くなってしまうのでやめました。
接着層が厚くなっても問題ない設置場所の場合は両面テープがオススメです。
接着層厚さが均一にでき、歪みを少なくすることができると考えられるからです。
そこで、柔らかいシリコーン系接着剤を薄く塗って貼り付けることとしました。
このシリコーン系接着剤をミラー裏側に塗っていきます。こんな感じで塗ってみました。
ここではスピード重視でこんな感じに点で塗布してみました。塗布終わったらすぐ貼り付けます。
位置的にギューッと押し付けられないのが難点ですが、接着力の観点ではあまり気にしなくて大丈夫です。軽いですからね。
ただ、歪みの観点ではこれが悪い方向に出ます…(後述)
テープでずれないように固定して、硬化させましょう。接着剤の取説に書かれている硬化必要時間を要確認です。
完成の様子:結構歪んでます
一晩寝かせて硬化させたら、保護フィルムを剥がして完成です。
大きさ・位置は十分です。ただ、思ったより歪んでます。
じっとして見てるだけだとわかりにくいですが、遠くから見たり上下に動いたりするとその歪みは顕著です。原因はおそらく接着剤の塗り方にあったかと思います。
不連続に点で塗ったので、接着剤がある場所とない場所で高さが変化し、歪みを発生させてしまったものと考えられます。現に、上下に動いて見てみると、接着剤を塗布した場所で凸凹と歪んでいるように見えます。
とは言え、玄関で至近距離に靴も含めたトータルコーディネートのチェックをする目的に対しては、必要にして十分な性能なので、問題なしです。
完璧に作りたかったけど
慣れたら気にならないわ
後から知った「剥がせる系接着剤・両面テープ」
私が検証していないので参考までなんですが、巷には「剥がせる」と謳っていて強度も大丈夫そうな接着材・両面テープがいくつかあるようなので、目ぼしいものをご紹介します。
はがせる接着剤
ともにシリコーン系接着剤で、接着面が凸凹していても問題なさそうです。ただし内容量が20mlしかありませんので、大面積に塗布する今回の用途では高くつく点に注意が必要です。
はがせる両面テープ
お次は両面テープ。両面テープの良いところは接着層厚さを一定にできる点ですね。歪みを少なくできるかもしれません。薄手のものならなおさら。
デメリットは比較的費用が高くつくこと。大面積のアクリルミラーに対してふんだんに両面テープを使ってやらないと浮いてる部分で歪んでしまうため、接着剤に比べて出費が必要になるかと思います。
上の2点はともに厚みが1~2mmあることが注意ポイントです。私のように表面がデコボコした場所に接着する場合はこれくらいの厚みがある方が追従性が良いと思いますが、その分出っ張ることになるので要注意。
こちらは厚さ0.16mmと薄いので、デコボコ面だとうまく着かない可能性がありますが、出っ張りは少なくできます。
良ければ使っていただいて、コメント欄でご報告いただけると大変嬉しいです!
下駄箱への姿見接着設置まとめ
玄関靴箱に3mm厚アクリルミラーをシリコーン系接着剤でDIY接着設置した例をご紹介しました。思ったよりも歪んだという結果でしたが、簡単でしたし何より目的は達成できたので、私としては満足です。
玄関に姿見ミラーが欲しいけど、業者に頼むと高くていやだという私のような方は、ぜひこの記事を参考にしてチャレンジしてみてください。
ミラーは、この経験を基にリビングにもっと大きいものを貼っています。
他にもいろいろ作ってますので良ければ見て行って下さい。
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