アウトドア自体が好きだし、子供の健やかな成長にも多様な屋外で色々なものに触れて体験することは大切と信じるので、わが家では親子キャンプを積極的に行っていく方針とします ~since 2021~。
が、注意しないといけないのはギア沼。ギアとはキャンプ用品のことを指し、沼とは底なしの購買意欲のことを指します。新しいことを始めると、買い物大好きな私はついつい色々と買おうとしてしまい、時間とお金を浪費してしまうことになりがち。
そうならないよう、
- 私は何のために親子キャンプをしていたんだっけか?
- そのギアは本当に必要なものなのかい?
と、都度自らに問いただせるようにするため、本記事を執筆します。ほぼ自分向けの自戒念書(死海文書みたいに言ってみる)ですが、ご参考になれば幸いです。
とは言え、走りながら見直していきます
親子キャンプに期待すること・目的
わが家の子育てポリシーはこんな感じ。
生命力にあふれ
どんな時代・環境でもしなやかに生き
日々幸せを感じられる人間を育てる
そしてこの実現のため、以下の行動を心がける方針です。
■子供は天才で自由
子供は生まれながらにしてみな「楽しむこと」の天才であることを認識し、可能性の芽を極力摘むことなく、自由に社会へはばたかせることに努めます。
■基礎に注力
知識の詰め込みはせず、基礎力を醸成し、バイタリティ・モチベーションを常に高く維持させることで自発的成長を促します。
■育て、育てられる
子供からの信頼と期待に応えるため、親として・社会人としての責任と誇りを持って、誠実な人間に自らを成長させます。
これ書き起こしたの2019年ですが、今見ると「キャンプしろ!」って言ってるように思えます。
もうキャンプ沼にハマってない?
いかんいかん、バイアスがかからないよう冷静に進めますが、これらの目指す姿・行動指針に対してキャンプというアクティビティでどう応えられるでしょうか?考えて整理してみます。
あーもう筆が走りすぎる気しかしない
圧倒的「アウトドア」感
キャンプはアウトドアであること。屋外。ぬくぬく快適な家から一歩踏み出した外。これにより、以下に期待します。
- 視野・視座を変えることにより気付きを得る
- 「ベッドってのは寝心地がいいんだなぁ」「電子レンジすげぇ」など
- 視野・視座が変わることで見える景色が変わり感じ方も変わるという学びを得る
- 「あの人の言うこと理解できないけど、見てる景色が違うからかもしれない」など
- 「便利」の快適さと「不便」の楽しさを知る
- なにごとも両輪でやると良い感じだよって伝えたい
これらにより「基礎力の醸成」が成されればいいなぁと思います。
超刺激的な非日常感
キャンプでは、いつもの暮らしと環境もタイムスケジュールも役割も違う。習慣から抜け出すことで感じる心的・身体的負荷。ストレス。そして自分と向き合う時間。「自分」と「自分以外」感。
これにより、以下に期待します。
- ストレスとはなんだ?その良さ・悪さを体感する
- 非日常はストレスそのもの。習慣を奪うと人は必ずストレスを感じる
- ストレスは不快なだけでなく、時に楽しさ・力の源となることもある
- 適度なストレスを与え、細胞レベルで強くする
- 適度なストレスを与えるとストレス耐性を向上できる
- 自己治癒能力を強める効果があるらしい
- 自分のことは自分でやる能力・マインドセットを学ぶ
- 非日常のテンションで、いつもならめんどくさいと思うこともモチベ上げてできちゃう不思議
- その経験で、気付いたら自分のことができるようになっている(希望的観測)
- 「自分でできるんだ」ということを学んだらもう誰にも止められない・止める必要もない(筆が走り過ぎて意味不明)
これらにより「心身のバイタリティ」が育まれればいいなぁと思います。またついでに、
- 非日常においても頼れる父母を見せ、安心感を強化する
- 非日常を低コストに得る
なんてあたりにも期待しているので、頑張りたい。
本能を焚きつける感
無性に楽しいキャンプ。サバイバル感。胸騒ぎと癒し。五感を研ぎ澄ます。暑さ・熱さ・寒さ。
これにより以下に期待します。
- 自然を舞台・道具にして自由な発想で楽しむ
- 生物・植物・地球への興味を焚きつけ、ハマるきっかけとする
- 適度に危険な目にあうことによりリスクマネジメント能力を体得する
- 人間に本来備わる自己防衛本能を作動させ、PDCAを回す
- 身体的負荷がかかりやすい自然を相手に運動能力を向上させ、危険回避の確率を上げる
- 見た目と実際のズレを補正していく
- 暖かそうに見えて実は寒い
- 乾いているように見えて実は濡れている
- いないように見えて実は虫だらけ
- 味がしないように見えて実は味わい深い
子供の天才性は自然の中で発揮される部分も多いと思っていますので、活躍の場を用意してあげたいなぁと思います。
親子キャンプへの期待・目的まとめ
色々と書きましたが、ここに期待すること、すなわちわが家的親子キャンプの目的をまとめてみます。
- 視野・視座を変えることで学びを得る
- 「不便」を体感し「便利」を実感する
- ストレスを知り、仲良くする
- 心身のバイタリティを上げる
- 自分のことを自分でやる技術・やりたいという気概を持つ
- 頼れる親の姿を見せて安心感を補強する
- 非日常環境を低コストで得る
- 自然を舞台・道具にして遊ぶ
- 生物・植物・地球への興味を焚きつけ、ハメる
- 危険の経験によりリスクマネジメント能力を体得させる
- 見た目と実際のズレを補正していく
とりあえずこんな感じかなぁ。またキャンプライフ進めながら学びがあると思うので、更新していきたいと思います。
キャンプで具体的に何をするか
マジメな目的は置いておいて、具体的に何をするかも書いておきます。
- バーベキュー
- テントで寝泊まり
- 探検
バーベキューは、焼肉を家の中でやる難易度が高すぎるのに対してわが家のメンツは軒並み肉好きなので、じゃあ外でやろうぜいということでキャンプのメインイベントです。
キャンプの主目的だよね
建て前いらなかったよね
とにかくおいしい肉を食べたい我々ですが、バーべ体験を最高に良くするために改善を続けていきたいと思います。
また、キャンプ地周りに溢れる自然界をワクワク探検します。ノープランで探検も面白いし、この本をガイドに積極的に発見しに行くのも面白い。
親子キャンプで気を付けようと思うこと
良いことたくさんありそうな親子キャンプですが、本末転倒にならないように注意すべきと思っていることも挙げておきます。
死ぬな!自然は容赦しない
幼少期から適度な危険を経験させることは、生きる上でのリスクマネジメント能力を上げることに繋がると信じていますが、それでも過度な危険は致命的なケガに繋がり、本末転倒になってしまいます。
ですので、少なくとも子供が小学生のうちくらいまでは目の届くところでチャレンジさせることとし、子供が過度なリスクを取ろうとしたときには止められるようにしたいと考えています。
また、ギア選びにおいても安全性に配慮します。基本的にはギアで過度なリスクを取りに行く必要はないはずですので。
このためには、親のリスクマネジメント能力も重要となります。一番大事なのは何を大切にするかを知ること。その目的のためにどのレベルまでリスクを取るか、常に考えた上で意思決定していきたいです。本記事がその一助になると考えています。
ハマるな!ギア沼は容赦ない
目的ははっきりさせた。なので、そのギアをポチる前に考えよう。
「本当にそれは必要なものかい?」
非日常体験を低コストで得るんでしょ?ん? 分かればよろしい。
わが家の親子キャンプ戦略
今後、わが家が親子キャンプを推し進めていくにあたって、戦略も持っておこうと思います。と言っても大したものはないですが。
- スモールスタートし、小さく生んで大きく育てる
- キャンプは非日常過ぎてイメージも湧きにくいので、試行しながらフィードバックを得ていく
- 初めから2泊とか行かない
- しばらくは父+息子(5)だけで越夜し、母+娘(2)はお留守番
- 冬キャンプとかは経験積んでから
- ギア購入は必要最小限
- 基本的にレンタルで試してから買う
- レンタル費とあまり変わらない(2倍とか)の場合はいきなり買うのもあり
- 初めは環境のいい場所・時期のみでキャンプし、基本動作を学ぶ
- 雨の日はいかない(キャンセルor父一人で行って学ぶ)
- 寒い日は避ける
- 電源付きのオートキャンプ場を主戦場とする
こんなところでしょうか。
親子キャンプ自戒念書まとめ
わが家が親子キャンプに期待すること、注意すること、戦略について整理しました。おかげでずいぶん考えがまとまりましたので、これでギア沼にハマるリスクは下げられたでしょう(希望的観測)
本記事はわが家のキャンプ経験の蓄積と共に更新されていくと思いますが、当初の考えもそれはそれで大切にしていきたいとも思っています。そんな感じで、ゆるく楽しくやっていきます。
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