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クッション遊具は自作できる!安全・防音対策用マットも兼ねた秀逸な一品に【もっと早く作っておけばよかった】

自作クッションマットあそび

動育を実践するわが家は、家の中でも運動できる機会を与えるために、狭いマンションではありますがリビングを中心にアスレチック化していっています。

そのアスレチック化計画の第一弾は、安全・防音対策で極厚4cmジョイントマットの導入でしたが、ボルダリングうんていと作った頃には高さのある遊具も増え、子供たちの運動も激しくなってきたので、一層の安全対策強化を考えるようになりました。

そこで検討したのがウレタンマット市販品の導入。しかしこちら、既製品を購入しようとすると高価(うん万円)だしちょうど良いサイズがない

うちは狭いんだからそこんとこよろしく

なら作っちゃおうといつも通り考え、どうせなら遊具にもなる方が良いよねということで設計して作ってみたら、思いのほか良いのができました

本記事では、そんな自作クッション遊具の作り方についてご紹介します。

クッション遊具完成品と使い方・使われ方

まずは完成したクッション遊具で子供たちが遊ぶ様子をご覧ください。

作る動機になったうんてい用マットとして大活躍
クッション遊具
クッション遊具としても楽しさ無限大
逆立ち男子女子
逆立ち男子(5)と逆立ち女子(2)
クッション遊具でテリトリー確保
壊し屋(妹)に対するテリトリー
家作りたがる
子供の「家作りたがる習性」に応える
ベッドの横に自作ベッド
ベッドの横に自作ベッド。これも子供あるある
とにかくクッション
想定以上に万能なクッション

もはや使われ方が色々ありすぎて呼び方に困る状況。本記事では統一してマットと呼ぶことにします。

構成とコスト

構成品仕様必要数調達数量小計
(税込み)
調達先
クッション材ECSウレタン150×400×800mm ×6枚同左 11,572円
(送料込み)
(株)ストライダー社
カバービニールレザー後述幅125cm×長さ6m9,280円楽天市場

構成はごくごくシンプル。中身はウレタンクッション材で、それを人工皮革のカバーに入れて完成です。これ以外にレザー用針・糸・ファスナーが要りますが、割愛。

費用は約2万円

ルナ
ルナ

費用対効果ばつぐん!

どんなのにするか:要求仕様の設定

さていつものDIYと同じく、「Why?」すなわち作る目的と、「How?」すなわちそれを実現させるのに必要な仕様を考えます。

テラ
テラ

自問自答だね

それがDIY

狙い・目的

わが家の場合、マットを作る狙い・目的は以下のように整理されました。

  1. 安全
  2. 防音
    • マンション住まいなので「ドスン音」を軽減できるようにしたい
  3. 遊具
    • マット自体で遊べるようにしたい

要求仕様

上記を踏まえ、要求仕様、すなわち必要なスペックを検討していきます。

安全対策

ろうかうんていから落ちたときの防護用途を想定して、必要なマットのサイズを見積もります。

マンション廊下に作ったうんていで遊ぶ4歳児
4歳児には高さがある廊下うんてい

まず厚さ。厚ければ厚いほど衝撃緩和性能は上がりますが、一方で厚すぎると嵩張って収納性が悪くなるデメリットもありますので、必要最小限に抑えたいところ。

ホームセンターに行って、クッションというクッションを片っ端から確認していき、衝撃緩和のためにはどれくらいの厚さが必要そうかの検討をしました。

厚さ6cmのマットレスをチェック

調査対象は主にマットレス。これがホームセンターに売ってる一番安いクッション材だったためです。

折りたたみ式マットレスだと5~6cmが主流でしたが、これだとすぐ底付きしてしまって薄すぎる。けど2~3枚重ねるとだいぶ良さそう

ということで、感覚的ではありますが15cm以上の厚さを必要条件としました。

次に幅・長さ。これも廊下うんていに合うサイズとする必要があります。

廊下に合わせたマットサイズ

わが家の廊下はおよそ幅90cmですので、クッションも幅90cm以下。長さはうんていの2.4mに合わせて2.4m以上を最低条件とします。

これで安全対策のためのマットサイズ条件が出そろいました。

安全対策のための要求仕様
  • 厚さ:15cm以上
  • 幅:90cm以下
  • 長さ:240cm以上

防音対策

次の防音対策としての仕様選定です。これも想定はうんていから降りたときのドスン音になるので、上記の安全対策仕様で包含されると考え、これ以上の考慮は不要と考えました。

遊具としての想定

最後に遊具として必要な仕様の明確化です。子供は遊びの天才ですから、どうやって遊ぶかは正直見当が付きません。むしろなんでもおもちゃにするので、とにかく汎用性の高いものを用意してあげれば、子供の想像力に火を付けられると考えます。

ルナ
ルナ

あそび方は任せて!

ということで、多分割のブロック型にすることは決定。あとついでにひとつ、跳び箱としての利用を想定します。マットを重ねて跳び箱にトランスフォームできないかというアイデアです。多分割ブロックのサイズを工夫して跳び箱として使えるよう配慮したサイズ感とします。

遊具(跳び箱)を想定した要求仕様
  • 一体型マットではなく分割型にする
  • マットを重ねて跳び箱化することを想定してマットサイズ・数量を決める

維持・管理のしやすさ

最後に忘れてはいけないのは維持・管理のしやすさ。具体的には、

  • 収納性の良さ・取り扱いのしやすさ →サイズへの要求
  • 掃除のしやすさ・汚れにくさ →カバーへの要求

あたりを考慮をして設計に盛り込みます。

サイズは分割仕様にすることが決定されているので問題なし。

カバーについては、コストを考えてまずはカバーなしを検討しましたが、ウレタン材の場合その隙間に毛が入り込んだりして非常に醜くなるので、カバーは必須と判断。

ウレタンに埋没する毛(写真中央)

カバーには汚れにくく掃除しやすい素材表面特性くらいを要求します。

維持管理のしやすさを考慮した要求仕様
  • 一体型マットではなく分割型にする
  • 汚れにくく掃除しやすい素材を使ったカバー

要求仕様まとめ

以上を総合すると以下の通りとなりました。

要求仕様まとめ
  • 1マットのサイズ
    • 厚さ:15cm以上
    • 幅:90cm以下
    • 長さ:40cm
  • 数量:6つ
    • 繋げると長さ240cm(=40cm×6)
    • 重ねると高さ90cm以上
  • カバー
    • 汚れにくい・掃除しやすい
    • チャックで着脱可能

クッション材の選定・設計・調達

要求仕様が固まったので、それを実現させる具体策を調査・検討していきます。まずは中身のクッション材から。リーズナブルなものを探したいところです。

クッション材探し

まずはホームセンターで物色。大きな資材は送料が高くなるので、ネット通販ではなくホームセンター買いを基本としています。

素直にウレタンマットが売っているコーナーにいくと、薄いのしか置いてない

近所のホムセンの最厚で20mm。薄い。

重ねりゃいいんですけど、厚さ150mmまでもってくためには大量に要る数万円レベル。高すぎ。

ということで早々に却下し、ホムセンをうろつきクッションというクッションを探しまくる。

「もう私にはクッションしか見えない」状態

調べたのは以下。

  • 掃除用のスポンジ
  • クッションの心材(カットウレタン)
  • 寝具(折りたたみ式マットレス等)
お掃除用スポンジは小さい割に高い
自作ソファーとかで使うカットウレタンも高い(これで500円)
マットレスが比較的コスパ良かったけどまだ高い

どれも高い。必要量を揃えようとすると数万円オーダーになってきます。しかも何枚も重ねて使う必要があり手間も増える

もうこうなったらしょうがない、送料かかるけどネット通販に手を出そう。ということで調べると、良い業者が見つかりました。

ストラーダー社のウレタン

見つけたストラーダー社は、ウレタン、スポンジなどのクッション材や緩衝材を加工している会社で、軟質ウレタンフォームの加工品工場直販の割安価格で提供されています。

一見業者向けに見えるんですが個人向けにも販売されていて、必要なサイズ・品種をカスタマイズして発注が可能。個人宅のボルダリング用マットとしての受注実績も多数紹介されています。

ほう!これは完全にその道のプロ。質としては間違いないなと。あとは価格。お高いんでしょう?と調べてみると…

厚さ20cm、サイズは1m×2mもの大きさで約1万円!?いい!

あとは送料を考慮しないとですが、これがもっともリーズナブルそうなことは分かったので、材質や寸法の相談も含めて問い合わせを始めました。

クッション材の素材選定

ストライダー社では多くのウレタンフォームを取り扱っているため、逆に素人の私はどれを選んでいいのか悩みました。なのでここは無邪気に問い合わせ。

終始、誠実に対応してくれました

まずは用途を伝えます。

  1. ケガリスク低減のためのクッションマットとして使う
  2. 重ねて跳び箱として使う

の2点。そこでまず提案されたのがSC半硬質ウレタンというもの。これは軽量で硬質なものらしく、跳び箱用途を強く意識して選定頂いたようです。

がしかし、私としては1の方が優先順位が高いので、その旨伝えました。具体的には

「希望するのは、頭から落ちても頸椎損傷のリスクを下げられるようなクッション性」

このオーダーをしたところ、提案されたのはECSウレタン。こちらは主に寝具で使用する材料だそうで、一般的なボルダリング用マットとしても選定されるようです。

そして嬉しいことにECSウレタンは比較的安い。ということで素材はECSウレタンに決定です。

クッション材の寸法決定

サイズの要求は先に検討して整理した通り、以下です。

  • 1マットのサイズ
    • 厚さ:15cm以上
    • 幅:90cm以下
    • 長さ:40cm
  • 数量:6つ

これに対し、ストラーダー社で調達できるウレタンの制約を考慮して寸法決定します。というのも、問い合わせてみると基本のウレタンの単位が1m×2mとのことで、これより少しでも超えてしまうとウレタンを2枚使うことになり、価格がグンと上がってしまうようなのです。

これを踏まえ、要求を満足する範囲で以下のように1枚のウレタンから効率よく切り出す案を考えました。

ウレタンマットの切り出し案

ストライダー社さんが親身になって相談に乗ってくれました

これなら、1マットサイズが幅800×長さ400mmとなり要求を満足します。

⑥については接着によりくっ付けて1枚の800×400mmマットに仕上げます。これはストライダー社さんに提案頂いたもので、目からうろこでしたが、接着は普段からやるものなので、加工費が少し必要になるが品質には全く問題ないとのことでした。こんな感じになります。

接着でくっ付けたウレタンマット
接着でくっ付けられて届いたウレタンマット

あと決めるのは厚さ。ストライダー社の場合、良さそうな厚さとして15cm・20cmが選べます。正直悩ましいなぁと思って両方見積もりをお願いしたんですが、その差は4千円。内訳は丸めて以下の感じです。(時価もあるでしょうから詳細は個別にお問い合わせいただいた方が良さそうです)

項目15cm厚20cm厚
素材約7,000円約9,000円
裁ち・接着加工約1,000円約1,000円
送料約3,000円約4,500円
消費税約1,000円約1,500円
税込み合計約12,000円約16,000円

20cm厚は素材費が高いのは当然として、送料としても高くなるとのこと。サイズ制限で2個口になるためだとか。

狭いわが家の場合、厚すぎると嵩張って置き場所困る問題もあるので、必要最小限の厚さを確保できる15cm厚を選定することにしました。

ウレタンが届く

そんなこんなでストライダー社に発注したカット済みウレタンがわが家にやってきました。

届いたウレタンマット
でかい!
ウレタンマットが届く
上のちょこんは端材
ウレタンマットで遊びだす
すかさずおもちゃにされる

早くカバーを作らないとゴミ(毛)だらけになってしまう!(この時点でカバーまだ出来上がってない)

マットカバーの設計・選定・調達

ということでカバーの準備を急ぎます。

カバーの設計

まずはカバーの設計から。カバーへの要求仕様は

  • 汚れにくい・掃除しやすい
  • チャックで着脱可能

でした。汚れにくい・掃除しやすいは素材選定の際に考慮するとして、ここではファスナーで着脱可能なカバーに設計していきます。

と言っても考えるのはどこを間口にするかくらい。私はここにしました。

カバーの間口を最小に
ウレタン挿入前のカバー

カバーの一番小さい面をファスナーで開閉できるようにしました。これによりチャック部が最小限になるのですが、以下のメリットを狙っています。

  • 硬い部分が少ない方が痛くない
  • 比較的大変なファスナー縫合が少なく済む
  • ファスナーの量も少なく済みお財布に優しい

ただ懸念もありました。

  • 狭い間口に細長いウレタンを挿入できるのかしら

ウレタンは見るからに滑りにくそうな表面をしているので、ちゃんと入っていってくれるかが最大の懸念。が、結果的には難なく入ってくれました

カバー材の切り出し寸法

チャック部の位置が決まったので詳細な切り出し寸法を決めていきます。マットは6面で構成される直方体ですので、各面を個別に切り出して縫い合わせる方法を採ります。

縫い代として、

  • 布同士の合わせ部:+10mm
  • ファスナー部:+20mm

を確保します。

マットカバーの縫い代
布同士は+10mm、ファスナー部は+20mm

これを踏まえてマット各面のカバー切り出し寸法を決めていきます。各面の定義は以下の通り。

各面の寸法
早くカバー作らないと…
マットサイズ[mm]切り出しサイズ[mm]数量/1マット備考
A-1150×400190×4401枚ファスナー側
A-2150×400170×4201枚
B150×800170×8302枚
C400×800420×8302枚

A面だけはファスナー部の有り無しで非対称となるため、2種類の寸法で切り出します。まあ大きい方で統一しても問題ないですけどね。(私はそうしました)

生地の選定

カバーの寸法が決まったので生地の選定に移ります。求めるのは汚れにくさ・掃除のしやすさ

マット単位
おそうじおそうじ♪

一般的なウレタンマットで使用される生地はターポリン・エステル帆布・マース生地などのようで、これらの売りは高耐久性・耐候性。ついでに防炎性もあるとか。

というのも、これらの生地は主に屋外での使用を想定しており、体育用ウレタンマットのみならずテントや建築現場シートとして用いられる屈強なもの

そのため、めちゃくちゃお高い。手が届かない。だしそもそも室内おもちゃ用としては完全にオーバースペック

ということで身の丈に合った生地を探す旅に出ました(ネット世界で)。いろいろと調査していく中で、ソファやイスに使われるレザーが良いんじゃないかと思い至りました。これなら丈夫で手入れしやすいはず。

ということで見つけたのがこちら。

椅子生地をメインの用途としているビニールレザー。品質の高さにはかなりの自信を持っているようで、さらにものすごい量のカラーバリエーションも決めてとなってこれに決めました。

生地の調達

しかもありがたいことにカットサンプル5点までを送料込み255円で送ってくれるサービスがあります!

色にこだわるわが家にとっては最高のサービス。欲しかったベージュ系だけでめちゃくちゃ種類あるので、5枚選抜して注文しました。

ビニールレザーのカットサンプル

ついでにこのサンプルを使ってレザー縫いテストも実施。厚さの具合でうまくミシン縫いできるか心配だったので。ここでもサンプルがあって助かりました。

結果、わが家はL-2784(左上)を選定。これを6m分買いました。計算通りぴったしを使い切りでほぼ端材なし。

ケチりすぎじゃない?

あとはファスナー含めレザー用の針と糸で縫い合わせてカバー完成です。

カバーの間口を最小に
縫ってるところの写真なくてすみません…

マット完成

できたカバーにギュギュギュっとウレタンマットを入れれば完成です。意外とすんなり入ります。

マット完成

自作クッション遊具まとめ

安全・防音対策用マットを兼ねたクッション遊具の作り方について詳細にお示ししました。望み通りの出来栄えに私も子供たちも大満足

その汎用性の高さからもっと早く作っておけば良かったと心の底から思う秀逸な一品に。ベビーゲートにもなったので、子供が生まれると同時に作っておいても良かったと思うくらいです。

そして思惑通り、このマットを使って跳び箱もできるようになったんですが、写真をまだ撮っていないのでまた別記事にでもしてご紹介したいと思います。そこでもマット同士の滑り止めにひと工夫がありましたので、ご興味ある方は続報をお待ちいただければ幸いです。

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