幼少期の読書が人間の成長に与える好影響については、数々の育児書や論文で示されており枚挙にいとまがありません。
歴史が証明している感
よくわかんないけど絵本だいすき
わが家ではその本の力を信じ、子供たちにはふんだんに本と触れ合える環境を作るため、大容量本棚を作って対応しています。
この環境作りは功を奏しているようで、子供たちはすっかり本の虜。毎日本と戯れる姿はとても微笑ましいです。
本記事では、わが家が導入している約200冊の本のうちから特にお勧めするものを厳選してご紹介します。
幼児本に関わるわが家の方針
わが家はサラリーマン父に専業主婦妻というシングルインカムのしがない家計ですので、たとえ子供のための本だろうとなんでもかんでも買うわけにいきません。
本の購入にあたっては以下のようなポリシーを持っています。
- 親が見ても面白い
- 長く使えそう
- 親の価値観・好みは極力排除
親が見ても面白い
幼少期の読書週間が人間の能力を高めることは幾多の育児本や諸先輩方が言っていることなので疑っていませんが、具体的な効果までは期待していません。とにかくワクワクが与えられればそれでいいんです。
良い機会・環境を与えるのが親の務めと考えています
そのため、本を子供たちに強要するつもりはさらさらないので、とにかく自発的に読みたくなるような面白い本が絶対条件です。とは言っても、育ち盛りの子供は好奇心の権化なので何に興味を示すか予想が付きません。
なんでも触るよ
なんでもたべるよ
そのため、限られたお金・時間・精神力の中で本を選ぶ際の一つの尺度として、親が見ても面白いと思うものを採用しています。
あなたは中身子供だもんね
もちろん、子供が自ら欲しがった本は最優先です
親の価値観・好みは極力排除
親が見て面白いものを条件とすることで選択をラクにはするものの、親の価値観の押し付けがないようには十分注意します。多種多様な物語・画風に触れることで感性を刺激するのが本を与える趣旨の一つなので、親の価値観で変にスクリーニングしてしまわないように気を付けます。
子供の可能性は無限大という前提に立ちます
長く使えそう
本を購入するのは家で何度も見るためですから、一回見たら終わりそうなものは買いません。少なくとも半年くらいは飽きずに見てくれることを希望します。
根っからの貧乏性でして
図鑑は同じものを使い続けるのが良いと思っているので迷いませんが、絵本は気に入るかどうか、定着するかどうかが不安でなかなか悩ましいです。
そんなときは図書館。図書館でまず味見してから購入することで買ったけど全然読まれないリスクを低減します。
図書館ってめちゃくちゃ本あるので良い本を探すのが大変ですよね。めんどくさがりの私は、図書館に行くと返却されたばかりの本が集まってるラックに向かいます。正規の位置に戻される前の一時待機所みたいなところ。ここはもう釣り堀みたいなもんです。ここを探れば高確率で良さそうな本に出会えます。人気の本は回転早いですからね。ちょっとしたTIPSでした。
それでも定着するか不安なものはメルカリで中古を買うようにして投資額を下げ、投資対効果の期待値を上げます。
一度だけカビ臭いやつに当たったときは凹んだけどね
わが家では7割新品(Amazon&本屋)、3割中古(お下がり&メルカリ)といった具合です
絵本は使い方次第でダメージこそ負うものの中身は廃れにくいので、メルカリでは状態の良いものが比較的高値で取引されています。中古の割に高いとは言えそれでも新品よりは数割安く買えますので、購入のハードルを下げられ、子供へ効果的に投資する機会を逸するリスクを下げられます。
また、新品購入して万が一定着しなかったときに手軽に売ることもできるので、購入時の決断がしやすくなるのもメリット。
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オススメ幼児本 -図鑑編-
さてすっかり前置きが長くなりましたが、ここからオススメの幼児本をご紹介していきます。
まずは図鑑。何を隠そう、図鑑大好きな私(父)はこだわりをもって図鑑を選んでいます。
- 重視するのは量でも質でもなくキャッチーさ
- 身近なテーマから順に
インターネットでなんでも気軽に深く調べられてしまう現代においては、図鑑に詳細で高い品質の情報を求める必要はないと考えています。むしろ求めるのは「なにこれ!?」という驚き・気付き・出会い。
ですので、図鑑選びの際は文字よりも写真やテーマ設定に重きを置きます。
また図鑑は全テーマ欲しいくらいですが、お金も場所も許しません。なので優先順位をつけていますが、初めは「虫」や「動物」など比較的身近なものから入ります。こうすることで、図鑑で出会った「なにこれ!?」と現実世界でも出会える可能性が上がりますし、また逆に現実で出会ったものを図鑑世界でも探すという動きも生じ、子供の世界が広がることに期待します。
そんなこだわりをベースにオススメの図鑑をご紹介します。
図鑑は長く使えると思っているので、まだ早すぎるかな?くらいの年頃から買い足していってます
ピクチャーペディア
- とにかく大量の写真・絵が載っていて「なにこれ!?」満載
- 紙は薄いので破れやすい
- 高いけど一家に一冊オススメ
最初の図鑑は百科事典的なものが良いと思っていたので、これを買いました。だいたい何でも載ってるという頼もしさはありがたいです。
ただ360ページもあるだけあって紙が薄く、非常に破れやすいので特に子供が小さいうちは要注意です。わが家のピクチャーペディアももれなく数ページ破れてますが、「360ページもあるから数ページ破けても大したことない、どんどん破きなさい」の精神で1歳児にも触らせています。
子供がもう少し大きくなったら買い直しても良いとすら思っています
講談社「MOVE」シリーズ
- 絵・写真がキャッチーで迫力あり
- 文字・解説は少なめ
- DVDは大人でも面白い
小学館「NEO」や学研「LIVE」と比べて文字の情報量は劣る印象ですが、キャッチーさは群を抜いていると評価しました。
と言っても全部同じシリーズで揃えるつもりはなく、毎回各社全部比較して一番良さそうなもの、キャッチーそうなものを選んでいます。
企画モノ以外は結局全部MOVEになってますが
現時点でMOVE以外の図鑑は、NEO+のくらべる図鑑だけ。これは企画として面白かったので買いました。
もののしくみ大図鑑
- 身近なもののなかみが図解されていて面白い
- 大人でもへぇ~となる
- 4歳でもまだ早い(全然読まない)
- 5歳になって「冷蔵庫ってなんで冷たいの?」とか聞いてくるので、そんなときに使い出しました
これはもう完全に私が欲しいから買った図鑑です(笑)。上の子は4歳になってもまだ手に取りません。たまーに子供のなぜなぜ攻撃に答えるときに重宝する教科書的存在にもなっています。
大人でも知らないことがたくさん載ってて勉強になります。
オススメ幼児本 -絵本編-【0~1歳】
ここからは絵本。図鑑と違って子供独特の感性が発揮されるところですので、子供たちがハマってるものを世代別に3つずつ厳選してご紹介します。
私にはなにが面白いのか理解できないものもあります
まずは0~1歳くらいでハマったものから。
いないいないばぁ
- パット見はホラー
- けど子供にはなぜかハマる
言わずと知れた名作。全子供がハマってるんじゃないかというほどの魔力を持ってます。わが家の子供たちももれなくドはまりしてましたので、最初の絵本として圧倒的信頼感のあるオススメ絵本です。
だるまさんシリーズ
- 「♪だるまさんが~」とリズムを付けて読めて、子供と一緒に動きながら楽しめる
- 大人が見てもなんか楽しい
こちらもドはまりする絵本です。なにより子供がだるまさんのマネをするのが可愛すぎて、親も何度も読み聞かせたくなってしまう魔力を持ってます。
「ぎゅっ」とかキュン死にしそうになります
見事にシリーズ3作とも同質のクオリティ・魔力を持ってますので、安心して3点セットでお買い求めください。
まずは味見、ということでしたら「ぎゅっ」のある「だるまさんと」がオススメです。
もこ もこもこ
- これぞ絵本という意味不明さ
- 表情を付けて読める高いポテンシャル
- 大型なので満足いく所有感
0~1歳の部では個人的に一番オススメな絵本です。もうほんとわけわからん内容ですが、なんか良い!んですよねぇ。
この良さを文字で伝えられる自信はないですし、文字にするのも野暮だと思ったので、作者である谷川俊太郎さん自らによる読み聞かせ動画でその雰囲気を参考にしてください。
私はこの動画を後から見たので、私とは読み方が違う部分・同じ部分があるなという発見があって面白かったです。きっと読み手の数だけ読み方があるのもこの本の魅力のひとつなんでしょうね。
子供が「ふんわっふんわっ」ってマネするの悶絶ものなので、ぜひ。
オススメ幼児本 -絵本編-【1~3歳】
続いて1~3歳くらいでハマった絵本3選。
私たちが言ってることは理解してるけど、まだ自分ではうまく話せない、そんな時期です。行動範囲も広がり動きも活発なので、絵本の中でも世界が広がっているように思います。
3つしか選べないのめちゃくちゃ難しいです
そのルール自分で決めたんでしょ?
きんぎょがにげた
- 金魚を探せるようになることで子の成長を実感できる
- 絵がカラフルで愛らしい
探す系の絵本が親子とも好きで、1歳のときに最もお世話になった絵本だと思います。
好きすぎて子供とおそろいでTシャツ買おうとしたんですが妻に止められました。
さすがに恥ずかしいわ
でも娘にワンピースは絶対買う
パオちゃんシリーズ
- ちょっとドジなパオちゃんと楽しい仲間たちが織り成す日常を描いたベタなザ・絵本
- ほんわか温かく、強い刺激がなく、心地よい
1982年発売の1作目ぼうしに始まり、2008年発売の最新作うんどうかいはシリーズ21作目と超ロングセラーな絵本。図書館ではおなじみだと思いますが、なかなか持ってる家は少ないようにも思います。
わが家でも図書館でシリーズを順に借りていたんですが、もう何回読むねん!ってくらい読むので、たのしいおふろ・かぜひいちゃった・みんなおひるねの3冊だけ購入することにした経緯があります。
絵本の真骨頂を思い出させてくれる、そんな絵本です。
はじめてのずかん
- 「きりん」から「ぎょうざ」「いもうと」まで守備範囲広い
- リアリティ高い写真
- 英語も載ってるので楽しみ方2倍
- 厚紙で丈夫
また図鑑を登場させてしまいましたが、子供たちが自ら寝る前の読み聞かせ絵本としてねだってくる機会があるほどハマっているので、選抜3冊にランクインさせました。
読み聞かせするときは泣き声や特徴を語る感じになるので親は少し苦労しますが、1歳でもすぐにそれを覚えていくので、成長とともに子供の能力・脳力をまざまざと見せつけられます。読むたびにそんな子供への敬意・天才さを思い出ささせてくれる1冊。
厚紙仕様なので、1歳児でも破く心配がないのが非常にありがたいです。
ちなみにわが家にあるのははじめてずかん300という1世代前のものですが、最新のはじめてずかん555は増補改訂版でお値段そのままに内容が300から555に増えているので、変わらずオススメできると思っています。
オススメ幼児本 -絵本編-【3~4歳】
最後に3~4歳でハマった絵本をご紹介します。本記事執筆時点では上の子が4歳なので、これがラストです。
成長とともに更新していきますね
このくらいの歳向けになってくると、大人が読んでも楽しい絵本が多くなります。
「バムとケロ」シリーズ
- どこかシュールな絵・物語
- ツッコミどころ満載で大人も笑ってしまう
- 緻密で読むたびに新しい発見がある
息子4歳に「絵本でどれが一番好き?」と聞いたら「バムケロ!」と返ってきたので堂々のNo.1。本作は噛めば噛むほど味が出るスルメ本で、私も大ファンです。
話がシュールで大人でもフフッてつい笑ってしまうコミカルな内容もさることながら、手元にずっと置いておきたいほどに価値を感じるのはその緻密さ。細かいところにもツッコミどころが仕込まれてるんですよね。例えば、
本筋(ケロちゃんを追いかける)とは別にモグラに注目してみると、何やらサングラスを物色してます。そして家に帰ったシーンでモグラを見てみると、
グラサンめっちゃ買ってるー!ってなったり。こういう小ネタが本筋とは別でたくさん散りばめられています。
私は全然気づいてなかったんですが、子供ってこうゆう細かいところ見てるんですよね。読むたびに新しい発見があってそれを教えてくれて、親も一緒に楽しめちゃう、そんな素敵な絵本です。
「ぼくの〇〇」シリーズ
- 男子の妄想を具現化
- パワフルな画
- 探し系要素もありボリューム満点
全男子必見の名作。もう絵本にしてくれてありがとう!って感じです。
男子を持つお父さん、これは脊髄反射で買ってしまって良いと思います。
鈴木のりたけさんの絵本はみんなこんな感じの画風・内容(男子の妄想)で面白く、とんでもないとかす~べりだいとかもオススメです。
「こんがらがっち」シリーズ
- いぐらと一緒に冒険できるワクワク本
- 子供のキラキラした目が見れます
イルカとモグラがこんがらがった生物いぐらが主人公で、他のこんがらがった生物たちと一緒に冒険していく話、というか遊び道具です。いぐらと一緒になって冒険していきます。
入手後しばらくはこれしか見ないくらいのハマり方をしますが、出オチ要素も大きいので飽きる期間があり、それでもときどき手に取っているところを見るので、意外と長く楽しめる絵本なようです。
ちなみにわが家では、寝る前に1冊だけ読み聞かせの絵本を選ばせているんですが、これを選んでくるとちょっとイラッとします。
選択肢があり過ぎて読むのちょっと面倒なんですよね
オススメ幼児本まとめ
息子4歳&娘1歳(本記事執筆当時)の構成なわが家にある約200冊の幼児本の中から、ピックアップしてオススメ本をご紹介しました。正直まだまだ紹介したい絵本はあるのですが、厳選することで濃密な情報・熱意をお伝えできればと思い、踏みとどまりました。
気になる本はあったでしょうか。少しでもみなさんの参考になっていれば幸いです。
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